inGenius 未来を発明するためにいまできること ティナ・シーリング著
NHK「スタンフォード大学白熱教室」で、著者:ティナ・シーリングの講義のしかたを見ていた。人に言わせると新しいことは書いていないかもしれないが、クリエイティブな発想するための環境つくりや、ブレンストーミングなどの重要性などを再認識するには簡潔に書かれており、比較的ページ数の少ない本であり直ぐに読める良書。「はじめに」に書かれている「アイディアは安いのではない・・・タダなのだ」はインパクトあるコメント。
第一章 革命を起こす
内容としてはフレームを変える。要するに「私たちは、自分たちのやり方が唯一、正しいと思い込む間違いを犯してしまいます」問題を捉えなおすこと。それには努力と注意力と練習が必要。身の周りを新鮮な目でみることです。リフレーミングの練習は、視点を変えてみること。
第2章 蜂を招き入れる
刺激的な比喩を使う、普段と違う世界に触れること、既存のアイディアを積み上げ、ありえない場所にヒントを探すこと。クリエイティブシンキングの能力を高め、斬新なアイディアを思いつくツールになる。
第8章 てっぺんのマシュマロ
クリエイティブなチームにするためのツール。デボノ博士の「六色の考える帽子」を紹介。内容は割愛するが、使い方を改めて認識した。チームにこれらの違った考え方をするチーム作っていかないとうまくいかないということか。
第10章 魔法の靴を履く人、履かない人
FaceBookのザッカーバーグCEOがコンシューマーマーケティングという名前をクリエイティブマーケティングと変更してイス、机、アート作品をオフィスに持ち込むといったことを行った事を紹介。「人は自分が見たいものを見ています。自分がクリエイティブな人間だと思えば、斬新なアイディアを思いつける可能性は高まります。」と。この一文が一番インパクトにある本でした。
未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II
- 作者: ティナ・シーリグ,高遠裕子
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2012/05/31
- メディア: 単行本
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