「考える脳考えるコンピュータ」ジェフ・ホーキンス、サンドラ、ブレイクスリー著
コンピュータの技術者が、脳を研究して執筆した内容。
- コンピュータは知能を持つことができるか?
- ニューラルネットワークは知能を備えた機械に発展しないか?
- 脳はどのように働くかを解明することは、なぜそれほど難しかったのか?
- 振る舞いで定義されないのなら、いったい知能とは何なのか?
- 脳は実際にどのように働くのか?
- 新しい理論によって、次に何がわかるのか?
- 知能を備えた機械を作ることは可能か?その用途は?
これらを理論のもとに解説する。
- 作者: ジェフ・ホーキンス,サンドラ・ブレイクスリー,伊藤文英
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/03/24
- メディア: 単行本
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第4章 では、「100ステップの法則」といっている。並列処理をして100ステップ以内に答えを出す。コンピュータは何十億という処理をしなければならないのにだ。これ以上のステップは踏めないということなだけ。0.5秒以内に正解を出すとしている。脳は新皮質に記憶される。
- パターンのシーケンスを記憶する。
- パターンを自己連想的に呼び戻す
- パターンを普遍の表現で記憶する。
- パターンを階層的に記憶する。
脳はパターンしか認識していないという考え方は斬新的です。
第6章で、予測をして行動しているという。予測しているか、それと違うことがあると気づくということ。多少、情報が欠落していても補ってします。だからそこに間違いがあると見逃すというのが脳の処理だということになる。