21世紀の産業革命がはじまる クリス・アンダーソン著
- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本
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3Dプリンタ、インターネット、オープンソース、クラウドというキーワードが最近はメディアなどで話題にならないことはない。2007年がきっかけでこの本をMakerになるきっかけになったと謝辞で書かれているので著書のクリスアンダーソンは流石に早いと感じた。
- 第1章 発明革命
- 第2章 新産業革命
- 第3章 未来の歴史
- 第4章 僕らはみんなデザイナー
- 第5章 モノのロングテール
- 第6章 変革のツール
- 第7章 オープンハードウエア
- 第8章 巨大産業を作り替える
- 第9章 オープンオーガナイゼイション
- 第10章 メイカーズの資金調達
- 第11章 メイカービジネス
- 第12章 クラウド・ファクトリー
- 第13章 DIYバイオロジー
第1部とした1~5章までは少し理屈を言ってるので内容的にはつまらない。
第2部とした、未来に対してはものづくりに興味あるひとならば大変参考になる内容である。
ardouino,sparkfunがオープンハードウエアとして紹介されてる。自分も電子技術をかじっているのでこれらのボードがあるのは知っている。全くの素人は難しいかもしれないが簡単な電子回路とプログラムが理解できる人ならば大変魅力的な物で趣味やサイドビジネスに利用するにはとても面白い。また、これら情報共有で仲間を増やすことできれば更にうれしいことこの上ない。著者クリスはかなりな、Geekな人です。
3DのCADがオープンソースになっているのは良い情報だった。
今や、DMMがデータを渡せば3Dプリンタで作るサービスを行っている。クリスがDIY Dronesを立ち上げたときに比べても日本での環境は整った感じがある。あとは、面白いアイディアをもっていれば、仲間も集まるだろう。Makerになれるかもしれない。
GeekがMakerを革新させたという一冊です。