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「フロー体験入門」 -楽しみと創造の心理学- M.チクセントミハイ著

 しばしば、著者チクセントミハイと「フロー」という言葉が多種の本に記述されている。特に、マクゴニカル著「 幸せな未来は「ゲーム」が創る」ではこのフローということを紹介されて依頼気なることばでした。

第2章 体験の内容

『フローという隠喩は、苦もなく行動できる感覚を多くの人が表現したものである。彼らがはその瞬間に、人生の中の一番よい時としてそれが現れるのを感じるのである。』この本の内容は、このセンテンスが一番良く表現していると思う。

要するに、一生懸命になって充実感を味わえるこの瞬間というか、その時間そのものの体験である。なるほど、「ゲームでフロー体験するのは簡単である」ということもうなずける。

第7章 生活のパターンを変えよう

『認めたくないとしても、ほとんどの障害を克服する能力はわれわれの手の中にある。もし仕事がやりがいもなく、退屈で、ストレスが多いとしても、家族や社会、歴史を責めることはできない。おそらく唯一の選択肢は、厳しい経済的困難という代償を支払ってでも、できるだけ早くやめることである。人生の重要な点に関して、物質的に快適になるかもしれないが感情的にみじめになることをするより、気分良く感じることをすることは、常によりよい取引である。』

日常生活を犠牲にして仕事を突然変えるのは難しいが、少しでも生活のパターンを変えて気分よく過ごすために積極的になることだということ。あたりまえなことですが説得力があります。

第9章 運命愛

たとえ身体的に不自由になったとしても、それを受け入れ明確な目標をもってフロー体験することで生きがいに変えることができる。

 

全体的には、少し自分の考え方と違う、今の日本の考え方と違うなと思う部分もあるが、確かにフロー体験というのは誰でも経験したことがあるのではないか。それを積極的に見つけて人生の生きがいに変えていければと感じますね。

フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

フロー体験入門―楽しみと創造の心理学